裏腹な彼との恋愛設計図
「紗羽ちゃん、シート広げるからそっち側持ってもらえる?」
「了解です!」
「……あ、この部品は車ん中か」
「私取ってくるわ」
さっそく準備を始める私達。
庭の部分にブルーシートを敷き、そこにテントを張ってテーブルや椅子を並べる。
大きなパイプテントをバラバラの支柱から組み立ててくれる柊さんだけど、こういうのを手際良くやってくれる男性ってカッコいいと思う。
スーツ姿でっていうのがまたミスマッチでいいのよね。
……って、こんなこと思ってるのは私だけかしら?
「紗羽ちゃん、椅子運ぶの手伝って~」
「はい!」
いつまででも見ていられそうな働く柊さんから一旦離れ、私もせっせとお手伝いに勤しんだ。
そうしている最中、一台の車がやってきて、中から作業服姿の古賀さんが降りてきた。
「お、さすが柊。一人で組み立てれてんじゃん」
「何年やってると思ってんですか」
「頼もしいねー。あ、そっち持つわ」
「お願いします」
そんな男性陣の姿を眺めながら、
「今度男達に準備任せてバーベキューでもやりたいわね」
なんてお気楽なことを言う絵梨子さんに、私も激しく同意した。