裏腹な彼との恋愛設計図
古賀さんの手伝いもあって、五時頃にはすべての準備が整った。
あとは明日からの見学会を滞りなく終えるのみ。
まだまだ気温は高く、テントの下で冷たいお茶を飲みながら皆で一息つく。
その間、柊さんは誰かと電話しているようで、何度かスマホを耳に当てていた。
こちらに戻ってきた彼に、お茶が入った紙コップを手渡しながら尋ねる。
「どうかしました?」
「今ちょうど矢城が見に行ってるお宅の家族が、柱にメッセージを書きたいらしい」
「柱にメッセージを……?」
首をかしげる私に、古賀さん達が説明してくれる。
「あぁ、たまにいるんだよ。いずれ見えなくなるんだけど、記念に残しておきたいって人が」
「お願い事とか書いて記念撮影するの。思い出作りよ」
「へぇ……なんかいいですね」
見えなくなっても、いつまでもそのメッセージは残っているのだから、素敵なことだ。
皆の言葉に浅く頷いた柊さんは、一気にお茶を飲み干して腕時計を確認する。
あとは明日からの見学会を滞りなく終えるのみ。
まだまだ気温は高く、テントの下で冷たいお茶を飲みながら皆で一息つく。
その間、柊さんは誰かと電話しているようで、何度かスマホを耳に当てていた。
こちらに戻ってきた彼に、お茶が入った紙コップを手渡しながら尋ねる。
「どうかしました?」
「今ちょうど矢城が見に行ってるお宅の家族が、柱にメッセージを書きたいらしい」
「柱にメッセージを……?」
首をかしげる私に、古賀さん達が説明してくれる。
「あぁ、たまにいるんだよ。いずれ見えなくなるんだけど、記念に残しておきたいって人が」
「お願い事とか書いて記念撮影するの。思い出作りよ」
「へぇ……なんかいいですね」
見えなくなっても、いつまでもそのメッセージは残っているのだから、素敵なことだ。
皆の言葉に浅く頷いた柊さんは、一気にお茶を飲み干して腕時計を確認する。