最後の夢


「違っ!あれは断じて胸なんか見てないからな!」


そう無理な言い訳をしだす裕司。

いやいや。

あれはどう見ても胸でしょ??

「嘘つけー、胸に視線いってたよ?」

と馬鹿にしてケラケラ笑う。

「ちげーよ!」

そういい裕司は焦っていたが、何に焦ってるのか意味不明。

そんな事をしていると駅に着いた。

「じゃーね」

そういいにこやかに手を降り、タツポをピッと読み込みホームへむかう。

「違うからな!」

後ろから裕司のデカい声がした。

ふふっ。

本当馬鹿みたい。

裕司ったら。

確かに、ポンキュッポンな女の人の胸を見てた時は、凄く腹がたった。


でも、今の裕司を見てたら許してしまう自分。

本当甘いな。

機嫌だってすぐなおるし。

「柚ーって…きも」

そう第一声にいう私の親友。

佐々木 奈々(ササキナナ)

中学から仲がいい。

だから裕司の事だって知ってる。

見た目は可愛い。

美人。

なんだけどよく、毒を吐く。

「きもいって何よー。酷いじゃん」

そういい奈々の所まで軽く走る。

「そのまんまの意味よ。だってニヤニヤしながら歩いてくるのよ?きもいとしか言いようがないじゃない」

そういい断言をする奈々。

嫌。言うにしても…

言い方って物を考えなさいよ。

「オブラートに包んで言ったら良かったの」

そういと奈々は少し考えて。

「不細工な顔でしたよ?とか?」

という奈々。

嫌々。

「不細工って酷いでしょ」

といった。

すると奈々は腹を抱えて笑い出した。

嫌々。

笑うなんて酷いじゃん

目をうるうるさせていると「奈々、柚を泣かすなよ」と後ろから声がした。

振り向くと冴島 結城(サエジマユウキ)がいた。

「さーちゃん」

そう奈々がいうと結城は「さーちゃんいうな」といい奈々をペコっと叩く
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