彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)


成り行きと誤解によって、伝説の有名暴走族『龍星軍』の4代目総長をすることになった私。

普段の私は地味で真面目な高校生。

暴走族の総長をするのは、菅原凛を知るすべての人には内緒。

秘密にしてるんだけど・・・・




「聞いたか!?『龍星軍』の旗揚げ、来月だってよ!」

「知ってる!吉祥天女の先輩が言ってたぜ!合同で集会するって!」

「はあ?半グレがホストして、出迎えるって来たぜ?」

「え!?あれって、ここらの族の頭に召集かけて、盛大にやるんじゃないのか?」

「俺が聞いた話じゃ、ポリの出動避けるために、こっそり集まるらしいぜ。みなと公園のさ~」

「なんだよ?どれが本当だよ?」



(全部違うよっ!!)



同じ学校で、同じ通学路を使う生徒達が、そんなことを言いながら私の側を通り過ぎる。

勝手なことを言う周囲に、何度もイラ立ちを覚えた。





(私の総長デビューは、まずは単車に乗れるようになってからって話なのに!なんで、わけのわからない話が飛び交ってるの??)



こんな風に、話が大げさに広まるなんて・・・・


(でもそれはきっと・・・・)





ムッとする半面、この状況を冷静に分析出来てる自分もいる。






(それだけ、『龍星軍』ってチームが、超高級ブランドクラスの肩書なんだろうな・・・)






この先どうなるかわからない。

わからないけど、私がすることはただ1つ。





(立派な総長になって、瑞希お兄ちゃんに褒めてもらうのだ!!)





それで自信をつけたのちに、彼に愛の告白を~~~!!




〔★その前に、正しい名前と性別を告るべきである★〕




だから、周りが何と言おうと私は!


瑞希お兄ちゃん好みの総長を目指し、愛のために努力するのですっ!!



< 335 / 1,276 >

この作品をシェア

pagetop