彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)
「悪いな凛、驚かせて。」
「え!?いいえ!そんなことないです!」
「そっか・・・。じゃあ、3日後の朝に、店の前で待ち合わせな?時間は後で烈司に聞いてから、教えっからよ?」
「は、はい!わかりました!3日後の朝ですね?」
「おう。約束な?」
私の返事に笑顔で、小指を差し出してくる。
(ま、あさかこれは――――――――!?)
ドキドキしながら小指を出せば、からめられた。
「ゆーび切り、げんまん♪うそついたら、はりせんぼん、のーます♪指切ったぁー♪」
(あん♪)
からめた小指同士が、上下運動した後で離れた。
瑞希お兄ちゃんの歌声に、聞き惚れ、ニコニコしながらそれをしてくる姿に惚れ直す。
(小指、触っちゃったー!!)
「そんじゃあ、約束だぞ凛。寝坊しないで来いよ~」
「はーい!必ず、早起きします!3日後の朝は、遅れないように・・・・あれ?」
そこまで行って気づく。
(って、ダメじゃ~~~~~~~~ん!!約束したら!!?)
その日は、学校あるのに!!
「み、瑞希お兄ちゃん!」
我に返り、急いで断ろうとしたのだけど、
「そういや、オメーら来れるか?モニカ、伊織、皇助?」
「バッドよ、みーちゃん!その日は、納品しなきゃいけない日だから・・・」
「俺もやるべきことがある。」
「俺様も合コン。」
「そっか・・・それじゃあ、仕方ないな。」
(仕方ないの!?)
合コンって、理由になるのかな・・・!?
〔★モニカと伊織はともかく、百鬼の理由は疑問が残った★〕
「烈司も、予約あるとか言ってたからな・・・・。しゃーねぇな、凛!お祓い、俺と二人だけになるけどいいよな?」
「え!?二人!?」
「ああ。一応、凛は免許ないから、単車は俺が運転する。ケツに乗っけてやるから、2ケツで厄払いに行こうぜ?」
瑞希お兄ちゃんと2人きりで出かける=デート!?
(バイクの練習の時と違って、今回は神社にお参りでご飯も一緒!?)
「十分です。神の御前で、祈りを捧げましょう。」
「お?おお・・・」
キリッと表情を引き締め、彼の両手を自分の両手で覆いながら言った。
これが、私が初めて学校をさぼった理由です。