黒猫〜Black Cat〜
✿ホストクラブに通う
それから、毎日、毎日、りんは涼とメール。



涼の事を知れば知るほど好きになっていた。



涼はホストだからわたしにメールくれるの?
遼は彼女は居ないの?
こんなやり取りをしていた。




ド直球に「付き合って」と言うりん。
涼は上手く交わしてた。




「ちゃんと話そう」とか
「嬉しいわ」などそんなありきたりの返しでも、りんは沢山メールした。




そうすると、涼から2回目のお誘いが来た。



お金があるわけぢゃないから店には行きたくない。でも、逢いたかった…。




その日のお誘いはお断りした。




それから、涼はりんのアタックに
「真剣に話そう。」と言う結論だった。




源氏名【涼(りょう)】
本名【保徳(やすのり)】



涼はりんに本名で呼んでいいと言った。
そして、毎日りんの事を考えてると。



りんは舞上がった。脳内お花畑。




それからも沢山、沢山、メールした。




1ヶ月後…
2回目のホストクラブに行く事になった。
ゆりと純 りんとヤスでカラオケ後の同伴。



2回目のホストクラブ。
四人で会話してると夜須が席を立った。
りんは「どこ行くの?」と聞くと
ヤスは「ちょっと待ってて。」と言い
席をはずした。



りんはトイレかな。と思い、
ヤスを目で追っていたら違う席に座った。



ヤスのお客さんだった。




怒りがこみ上げた。




ヤスはしばらくすると戻って来た。
りんは「あの子、夜須のお客さん?」
と聞くとヤスはとぼけた。




余計、それに腹が立った。
やましい事があるから隠すんだ。と。




腹が立ったから帰る事にした。
腹いせに他のホストクラブに行く事にした。





既に、りんはヤスに管理されて居た。
他のホストクラブには行くな。
と言うのを管理ともわからずに
わたしの事気にかけてくれてるんだと思った。




りんはベロベロに、なって帰宅した。
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