White Magic ~俺様ドクターの魔法~


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「もも、こっち」


仕事が終わり、病院の正面玄関に出ると、束ちゃんが待ってくれていた。


「ねぇ、なんか束ちゃん気合入ってない?」


「えっ、そう?」


とぼける束ちゃんは、少し動揺していた。


いや絶対にいつもと違う。


いつもTシャツにジーンズなのに、今日は少し大人っぽいシャツなんて着てさ・・・誰を意識してるんだか。


「美穂に会えるから?」


「えっ、ち、ち違うし」


束ちゃん動揺しすぎやし。昔から束ちゃんは、美穂のことが好きやもんね。


その時、私のスマホが鳴り、鞄から取り出すと、ディスプレイには「佐々木 瞬」の文字。少し前まで「佐々木先生(俺様ドクター)にしたままだったが、登録し直したのだ。


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