ハンナの足跡
 朋子と二人で西島とハンナのマンションを訪れた。引っ越したばかりの部屋はとてもきれいで、まさに新婚さんという感じがした。社長が近くに住んでいるので、何かと理由を付けてしょっちゅう二人の邪魔をしに来ると、西島がこぼしていた。僕らはそれを微笑ましく思いながら聞いていた。ハンナのお腹を、朋子も触らせてもらった。朋子は朱美のように、私も子供が欲しいとか、騒いだりしない。僕は、もし朋子にも子供が出来たら、絶対に産ませてやるんだと心に決めていた。
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