SHIZUKU ~ 透明な朝露に抱かれて ~
『しずく、楽しいか?』
永井さんが去って、2人きりになった時、俺は君に聞いた。
『楽しいよ。とっても。』
君は、花が咲きほこるように、幸せそうに笑う。
そして、言う。
『こんなに楽しくて、幸せでいいのかな?って思う。
世界のどこかには、今も苦しんでいる人や、物や、神様がいるかもしれないのに。』
『いいんだよ。しずく。
楽しくなっても、幸せになっても。
しずくが幸せなら、ここにいる人達は幸せだよ。
少なくとも今はね。
喜びは広がるんだ。
今日楽しんで帰った人達は、その家族や友達を喜ばせることができる。
広がるんだよ、幸せが。』
『羨ましい思う人がいるかもしれない。
辛くて苦しい人や者や神様が。』
『しずく、そう言って苦しんでいたら、俺たちも苦しくなる。
皆が苦しくなってしまう。
それは違うだろう?
前向きに考えるんだ。
羨ましがっている物達は、愛の素晴らしさを学ぶだろう。
そして、愛したいと願うだろう。
いつか、愛する事を知るだろう。
歓びを知るだろう。
そんな日が来るって信じよう、しずく。』
俺がそう言うと、君は『そうだね。』と笑った。
永井さんが去って、2人きりになった時、俺は君に聞いた。
『楽しいよ。とっても。』
君は、花が咲きほこるように、幸せそうに笑う。
そして、言う。
『こんなに楽しくて、幸せでいいのかな?って思う。
世界のどこかには、今も苦しんでいる人や、物や、神様がいるかもしれないのに。』
『いいんだよ。しずく。
楽しくなっても、幸せになっても。
しずくが幸せなら、ここにいる人達は幸せだよ。
少なくとも今はね。
喜びは広がるんだ。
今日楽しんで帰った人達は、その家族や友達を喜ばせることができる。
広がるんだよ、幸せが。』
『羨ましい思う人がいるかもしれない。
辛くて苦しい人や者や神様が。』
『しずく、そう言って苦しんでいたら、俺たちも苦しくなる。
皆が苦しくなってしまう。
それは違うだろう?
前向きに考えるんだ。
羨ましがっている物達は、愛の素晴らしさを学ぶだろう。
そして、愛したいと願うだろう。
いつか、愛する事を知るだろう。
歓びを知るだろう。
そんな日が来るって信じよう、しずく。』
俺がそう言うと、君は『そうだね。』と笑った。