幸せにする刺客、幸せになる資格
ある日、健吾さんが部活動の関係で不在だった日、他の友人もいないまま1人で定食屋を訪れたノリさんは、紅葉さんから意外な告白を受ける。

『実は、健吾に近づいたのは、貴方との距離を縮めるためだった。健吾とは何の進展もないのも、全て貴方に捧げるためだった』

健吾さんに遠慮して、ノリさん自身の想いを封印していた中での紅葉さんの言葉に、ノリさんは応えない理由はなく、健吾さんやその友人たちには内緒の付き合いが始まる。

ノリさんは部活動に所属しているわけではなかったので、放課後は割と時間があった。

定食屋で朝の仕込みから午後5時の夕飯ピーク前までの勤務だった紅葉さんと学校から離れた場所で待ち合わせ、紅葉さんの住むアパートで会うようになり・・・当然、体の関係を持った。

ノリさんにとって紅葉さんは初めての女性だった。
6歳年上ではあったが、それを感じさせない初々しさがあり、ますますノリさんを夢中にさせた。

そんな関係が1年ほど続いたある日・・・紅葉さんの妊娠が発覚。
このことで、健吾さんにごまかしが利かなくなり、紅葉さんは健吾さんに別れを告げた。
直後に、ノリさんから妊娠の話を告げると、近くにいた2人の友人から、ノリさんは殴られ蹴られて怪我を負う。
< 27 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop