幸せにする刺客、幸せになる資格
『僕はここ安曇野に来てから、聖子君主のように暮らしてきた。それこそ大和のために必死になって一人前になろうと8年近く頑張ってきた。これからも、粛々とここで過ごして一生を終えると思っていたんだ。健吾が紅葉以上に愛せる女性を見つけていて、前に進んでいるのを見て、立ち止まってはいけないとも思ったけど、そこから僕が意気地なしで、素直になれなかった』
ノリさんは私に体を向けた。
『最初は、亜香里さんが怖かった。どんどん、どんどん、僕の心に入っていって、これだと、何のために安曇野に来たのかが分からなくなってしまう。紅葉のためにも、僕1人で大和を立派に育てないと、って虚勢を張って、亜香里さんの存在が自分の中で大きくなることを無理に拒んでいた。だから、紗英からも指摘されたけど、冷たい態度になってしまった。申し訳ない』
そう言ってノリさんは頭を下げた。
「いえ、そんな・・・私は、ノリさんの生きる力の強さに、凄く凄く尊敬していて、何でもいいから関わりたくて、役に立ちたくて、私こそ土足で踏み入るような真似をしてごめんなさい」
『そこを謝らないで』
頭を上げたノリさんは、私をじっと見た。
ノリさんは私に体を向けた。
『最初は、亜香里さんが怖かった。どんどん、どんどん、僕の心に入っていって、これだと、何のために安曇野に来たのかが分からなくなってしまう。紅葉のためにも、僕1人で大和を立派に育てないと、って虚勢を張って、亜香里さんの存在が自分の中で大きくなることを無理に拒んでいた。だから、紗英からも指摘されたけど、冷たい態度になってしまった。申し訳ない』
そう言ってノリさんは頭を下げた。
「いえ、そんな・・・私は、ノリさんの生きる力の強さに、凄く凄く尊敬していて、何でもいいから関わりたくて、役に立ちたくて、私こそ土足で踏み入るような真似をしてごめんなさい」
『そこを謝らないで』
頭を上げたノリさんは、私をじっと見た。