幸せにする刺客、幸せになる資格
『僕の方こそ、当時の君に何のフォローも出来ない子供だった。今はこうやって実穂のおかげで幸せな生活を送っている中で僕の中では風化していた過去も、君の中ではまだはっきり残っていた。しかし、そんな事実を知っても、君のためにどうしたら役に立てるのかも思い付かない、成長出来ていない自分もいて…悔しいよ』
すると、ノリもゆっくり口を開いた。
『過去の亜香里を許すとか許さないとか、そういう次元じゃなくて、今の君を信頼し、尊敬し、感謝して過ごすことがこれから大事だと思うから…だから僕のことも信じてよ、亜香里』
私はノリに対して感謝の涙を流しながら頷いた。
『いいなぁ、亜香里さんは』
と、それまで黙っていた玲奈さんが口を開いた。
『先月さ、うちに見知らぬ女性が来たんです。聞けば、健吾が札幌に住んでいた頃にお付き合いしていた女性だっていうじゃない?結婚目前にして、もう修羅場』
そう言う玲奈さんだけど、顔は笑っていた。
『おい、余計なこと言うなよ』
『ウフフ。だって慌てる健吾の顔が、今思い出してもおかしくて。"ちゃんと私を振ってから結婚しろ"って言われてるんだもん。女の切り際はちゃんとしなくちゃいけないですよね』
『お前、何が言いたいんだよ』
すると、ノリもゆっくり口を開いた。
『過去の亜香里を許すとか許さないとか、そういう次元じゃなくて、今の君を信頼し、尊敬し、感謝して過ごすことがこれから大事だと思うから…だから僕のことも信じてよ、亜香里』
私はノリに対して感謝の涙を流しながら頷いた。
『いいなぁ、亜香里さんは』
と、それまで黙っていた玲奈さんが口を開いた。
『先月さ、うちに見知らぬ女性が来たんです。聞けば、健吾が札幌に住んでいた頃にお付き合いしていた女性だっていうじゃない?結婚目前にして、もう修羅場』
そう言う玲奈さんだけど、顔は笑っていた。
『おい、余計なこと言うなよ』
『ウフフ。だって慌てる健吾の顔が、今思い出してもおかしくて。"ちゃんと私を振ってから結婚しろ"って言われてるんだもん。女の切り際はちゃんとしなくちゃいけないですよね』
『お前、何が言いたいんだよ』