恋輪(RENRIN)
-------絢音どうした?


「つらいの。すぐ来て」


---分かった待ってろ!

来るの?

ホントに?


あの人よりも私を選んでくれるの?


ヤダどうしよう。

あわてて鏡の前で身なりを直した

あのまま寝ちゃったし

スカートとかしわしわ

いやいや、このかっこはまずい。

だって仮病のわけだし、


でも、告白するんだし。

パジャマでってのもねえ?


ああ、もうどうしたらおろおろしている家に階下でインターホンが鳴る。

誰も家にいないんだった。

私は転がるように階段を下りると玄関のドアを開ける。

走ってきたのであろう息の荒さと汗に、

胸がキュンとする。

「あれ?どうした

 絢音SOS出してたんじゃなかった?」


「だって1人で家にいたら急に怖くなって、

 誰もいないの淋しくて」


「全く困った奴だな、早くベットに入りな?」

そっと肩を抱いて部屋まで連れてってくれる亨ちゃんてやっぱ紳士だと思う。


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