私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
フッと十一文寺君の顔が浮かぶ。
「返事は、急ぎません。ゆっくり俺の事も考えてみて下さい」
「…はい。すみません」
そう返事をするが頭の中は、混乱をしていた。
八乙女先生が、彼氏だったらきっと自慢が出来るだろう。
素敵な人だし
私の夢まで見た彼氏が出来るかも知れない…でも、この人で本当にいいのだろうか?
後悔しない…?
整理が出来ない頭を抱えながら自宅に帰る。
この事は、ママに相談してみる。
「まぁ、告白!?
良かったじゃない」
「…う、うん」
「だけど瑠奈は、十一文寺君の事は、いいの?」
そう訊ねてくるママ。
!!
「…ど、どうして?」