赤い流れ星3




「はぁ~~…」

「あら?美幸さん、どうかされたんですか?
溜め息なんて吐かれて…」

「え?あぁ……
タカミーさんの毒気にあてられたって感じ…かな。」

「まぁっ!」



野々村さんはくすくす笑う。
別に冗談でもなんでもないんだけどな。
野々村さんは平気なのかな?



とにかくタカミーさんはテンションが異常に高くて…
ごはんの時もやたらと騒ぐし、お昼からお酒飲んでまた騒いで踊って…
けっこうお年なはずなのに、すごいバイタリティだよ。
おじいさんと私と野々村さんは途中で抜け出したけど、男性陣はずっとタカミ―さんに付き合ってたから、さぞかし疲れたことだろうね。
でも、今もまだ騒いでるけど…



そんなことより、心配なのは明日のことだよ。
明日は、シュウさんに告白する日なのに、今日みたいにタカミーさんがシュウさんにべったりだったら、告白するチャンスがなくなってしまう。



(……どうしよう??)



野々村さんには却って好都合だよね。
タカミ―さんのお目当ては、シュウさんと兄さんなんだから、おじいさんは時間があるっていえばあるわけだし。



『タカミーさんがうるさいから、ちょっと静かな所へ行きませんか?』なぁ~んて言えば、すぐに呼び出せるもんなぁ。
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