【短編】愛して欲しい。
「今時の女子高生はわかんねーからなぁ。
俺達とちょっとしか歳変わんなくても考えてる事わかんねーし」
お。
まともに答え出した。
「でも、お前が好きって思えた女なんだし、信じれば?」
なっ! とでも言いたそうに俺に笑いかける。
「最終、他に男が居たとしても 俺だけにしろ! とか言っちゃえばいーじゃん」
「や、お前。それはちょっと強引じゃね?」
やっと声を出した俺にニッと笑った水城は、
「男は強引じゃなくちゃね」
と得意げに笑った。
今、ちょーーーっとだけ。
こいつの事かっこいい、かも。
って思ってしまった俺に凹んだけど。