【短編】愛して欲しい。
恐る恐る言った言葉に
「嘘だぁ」
やっぱり!!!
「嘘って……。いや、確かにその日にしちまったけどっ。
それは、ほら。止められなかったつぅか……って何言わしてんだよっ!」
何も考えれなかった。
この会話がどう意味してるのかとか、冷静に考えればすぐに莉衣を抱きしめれたのに。
俺は、兎に角……必死なんだ。
少しずつ理解してきた俺は急に恥ずかしくなってきて、莉衣の顔にタオルを押し付けた。
「だって、付き合ってとか言われてないよ」
「合コンした日に、好きだって言っただろーがっ」
「そんなのわかんないよぉ~」
「何でわかんねぇんだよっ」
初めて言った言葉なんだぞ。
「つーか、お前なんて何も言ってねーじゃん」
俺は好きとか言われた事すらねーよっ。