Only
放課後。
行くか迷ったけどキーホルダー壊したのはあたしだし、
行かなきゃ悪いと思って部室へ向かった。
…で。
来たのはいいけど、入りにくい…
どーしよ。
するとスポーツバッグを持った男子が
こっちに近づいて来た。
身長…高っ。
「ん?何か用?誰か呼ぶ??」
親切そうな男子は笑顔が爽やかで、
素直にかっこいいと思った。
「え、あ、いやあたし、宮本にマネージャーになれって言われて…」
「あ、もしかして飯尾ちゃん?光と同じ名前の!」
…何故知っとる?
「うん…そうだけど」
「なら入って入って!」