Only

サッカー部


教室に戻ると優奈が心配そうにドアの前であたしを探してた。

「ちょっと!ジュース買うのにどんだけ時間かかってんのよー、心配したよ?」

駆け寄る優奈に、ボソッと呟く。

「優奈…あたし、サッカー部のマネージャーになる…」

「へ??どゆ事!?」

…それは是非ともあたしが聞きたい。

何であたしがマネージャーなの?

ってかまず、アイツこないだあたしの事ムカつくって言ったよね?

なんなのよ一体!!

意味不明!!


「とりあえず放課後、部室に来いって言われた…」

放心状態のあたしとは対照的に目を輝かせる優奈。

「いいじゃん!サッカー部のマネージャーって、やりたいのに部員が許可得てくれない子が山ほどいるんだよ♪
良かったじゃん輝!」

優奈様…。

どーしよ。

あたしが、マネージャーになんの?

…無理でしょ!!!



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