Only

大丈夫。

何を言われても、あたしの気持ちはもう揺れる事はないから。

今映ってる

2人が選んだ未来が…来る。


「あ、輝おっはー!」

「ゆーな!!久しぶり…でもないか!」

教室に入ると、優奈が声を掛けてきた。

優奈とはお泊まりパーティーとかもしたけど、最近会ってなくて。

久々に会った感じがする。


「あ、2人ともおはよー!」

「ねえ、あたし日焼けひどくない!?」

続いてあやりと咲も登校。

あたしの顔を見るなり、少し日焼けした自分の腕をつき出して、ずいっと訊いてくる咲。

「若干焼けたねぇ。海行ったの?」

「そ。海のいえで働いてるイケメン見つけてね、通っちゃった!」

「通っちゃったんだ…」

まあ、そりゃ焼けるな。

< 279 / 308 >

この作品をシェア

pagetop