BULLET for MY VALENTINE
直後、ロイの後ろで重い、重い物が押し潰れる音が―――――

・・・・・
落ちてきた。


恐る恐る、振り返る。


先程まで乗っていた輸送機が、真下にいた兵士を巻き込み、炎を巻いて潰れていた。


コクピットがへしゃげている。生存者は、ロイを含めて潰されていない、5、6人のみ。



「な………」

言葉が出ない。浮かばない。今先程まで笑い合っていた仲間が、2/3以上が戦死した事実…


……………戦死?



「お…お、おい?う、嘘だろ?嘘――――」


キュンッという、聞き慣れない音。…否、聞き慣れた、音。

「ギャッ!!」


ロイの隣にいた兵士が、首を血塗れにしてもがいていた。



そこでロイはやっと理解する。

輸送機は撃墜され、自分達は今、狙撃されている事を。

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