BULLET for MY VALENTINE
「今更言っても仕方ないけどな。こうなっちまった以上」



カチャリ、と、音がした。

ロイはふと、予感した。悪寒と、言うべきか。



―――自分の死の、予感が。


した。


「悪ぃな。あと1週間で戦争が終わろうが、今ここでは敵なんだ。甘い事言ったら死ぬそんな世界なんだよ。お互い、次はもう少しマシな人生遅れるように祈ろうぜ。神様になんかじゃなく、自分自身にな」



…待ってくれ
……僕はだから
………どうして死ぬの?




――――――スタン―――――


答えの代わりに掠れた音がロイの耳を穿つ。
そしてそれが、ロイが最後に聞いた音だった。




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