BULLET for MY VALENTINE


      **


やがて、ジャクソンのもとに一通の封筒が届いた。


中には血塗れのタグと、ライフル弾のネックレスが入っていた。


「…………」

ジャクソンは自室に戻り、机の引き出しにそれをしまった。



そして椅子に、崩れ落ちる様に座った。


掠れた声を、絞り出す。


「ロイ、お前は……真実を見て、幸せだったか?」



それは、罪の声だった。

それは、息子への愛の声だった。



何故、ジャクソンはネックレスを送ったのか。

戦争で、密林で目立つ銀色を、何故持たせたのか。



ジャクソンはネックレスをロイに託したのではない。








ロイを殺すために、ネックレスを渡したのだ。

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