サッカー少年。




あんたがサッカーに真剣な時。



あたし、馬鹿だったんだ。



『サッカー』にもヤキモチ妬いてた。



だってね??



サッカーをしてるあんたは本当に一途にサッカーだけを考えていたから。



あたし、本当はあんたに言わなかったけど。



いろんな人にヤキモチ妬いたんだよ??



でも、素直に話すことはできなかった。



あたし、臆病者なんだよ。



誰よりも、あんたに嫌われたくなくて。



いつか、あんたが離れていくんだろうな………。



そう思って毎日を過ごした。



不安なことだって、淋しいことだって、悲しいことだって、辛いことだって



たくさんあった。泣いた日もあった。



心を何度も押し殺した日もあった。



あたし、あんたにべた惚れだったんだ。



今でも、悔しいぐらい。



泣いてしまうぐらい、画面がぼやけてしまうぐらい、



諦めればいいのに、忘れたいのに、淋しくて死んでしまいそうなのに、



嫌いになれないんだよ。



好きになっちゃったんだよ。




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