サッカー少年。
あの別れをあたしが告げた日から。
あたしはもう、何も要らなかった。
高校の合格発表を見に行って、受かっていた時。
あたし、大泣きしたんだ。
あんたとは本当にもう終わってしまうんだって。
あんたとは、本当に『サヨナラ』なんだって。
何も嬉しくなんかなくて、何も感じなかった。
ただ、もうこの手にはあんたの温かさが無くなったんだって。
もう、あたしの大好きな笑顔は見れないんだって。
あんたの…………あたしが恋したサッカー姿は見れないんだって。
ただ、痛かった。何もかも失うって痛いんだって知った。
『愛』を知らなかったあたしが『自分の手』で『愛』を壊した。
あたしが自分で………『大切なもの』を壊した。
自分であたしは何もかもを失わせた。
あたしは自分であんたを壊してしまったんだ。
あんたが煙草を吸ってたのは知ってたんだよ。
それでも、あたしは何も言えない。