キミとの距離は1センチ
協力会社の男性とお話しているところにウチの課長が混ざってきたから、わたしは失礼してドリンクコーナーに戻った。
この長テーブルがあるあたりは、バタバタとお酒を取りに来た社員たちでせわしない。招待客の要望にできるだけ応えられるように、ビール以外にもワインや焼酎、日本酒なども用意してあるのだ。
小さく息をつきながら、何気なく屋上を見渡す。
するとさっきまで屋上の中央付近で大手取引先の課長さんと談笑していたはずの、伊瀬の姿が見えないことに気がついた。
用でもあって、社内に戻っているのだろうか。本当に、彼はいつも忙しそうだ。
「………」
1週間と、少し前。
あの告白の次の日から、伊瀬が望む通りに……以前と変わらない態度を、わたしも心掛けているつもりだけど。果たしてそれがうまくできているのか、自分ではよくわからない。
返事はしない、という旨のメールを送った後、都からはいろいろ言われた。けれどそれも全部、ほとんど投げやりに「もういいから」と一蹴してしまった。
きっとこのまま、わたしと伊瀬は気まずくなる以前のような、気安い同期の関係に自然と戻っていくのだろう。
……戻って、いければいいと思う。
この長テーブルがあるあたりは、バタバタとお酒を取りに来た社員たちでせわしない。招待客の要望にできるだけ応えられるように、ビール以外にもワインや焼酎、日本酒なども用意してあるのだ。
小さく息をつきながら、何気なく屋上を見渡す。
するとさっきまで屋上の中央付近で大手取引先の課長さんと談笑していたはずの、伊瀬の姿が見えないことに気がついた。
用でもあって、社内に戻っているのだろうか。本当に、彼はいつも忙しそうだ。
「………」
1週間と、少し前。
あの告白の次の日から、伊瀬が望む通りに……以前と変わらない態度を、わたしも心掛けているつもりだけど。果たしてそれがうまくできているのか、自分ではよくわからない。
返事はしない、という旨のメールを送った後、都からはいろいろ言われた。けれどそれも全部、ほとんど投げやりに「もういいから」と一蹴してしまった。
きっとこのまま、わたしと伊瀬は気まずくなる以前のような、気安い同期の関係に自然と戻っていくのだろう。
……戻って、いければいいと思う。