あの日見た 夕日
-タツキ-
言いたがらない先生を脅す
そして…
「ついたなぁ」
案外 ボロっちいんやなぁ…笑
ナリ『インターホン押して~』
「ほいほい」
インターホンを押す俺
出てきたのは
?『なんや お前等』
お、おっさんや…
ヒゲの濃いおっさんや
ナリ『佑ちゃんいてますか?』
?『あ、おぉ。佑』
佑『(口パクパク)』
出てきた長谷部佑は
口をパクパクさせるだけ???
ナリ『佑ちゃん どうしたん??』
佑『(口パクパク)』
?『あーそやそや 今日佑 喋れやんで』
ヒゲの濃いおっさんは
ほな!と言い 去った
「あ、俺 齋藤龍樹」
長谷部佑はぺこりと御辞儀をした
「佑でえぇ?呼ぶの」
思いきって言ってみたが…
フルフルと首を振られた
「え、ほな なんて呼んだら?」
佑『(口パクパク)』
「ふはっっ
自分 何言うてるかわからんで」
ナリ『 … 』
「あ、そや コレコレ」
俺が渡したのは プリンとお便り
「なんで喋れやんのかわからんけどよ
まぁ お大事にって事でほな!」
喋ってる時 めっちゃ見てくるから
むっちゃ恥ずかしいやんけ!
とりあえず 自転車でとばしながら
家まで帰った俺