小さい私のステキな彼氏

「ちよ、あの人が志島さんなんだね。」


「うん。彼女、、、いたみたい。」


私は心のどこかで志島さんは少しでも私のことを見てくれていると勘違いしてたんだ。


可愛いなんて言われたから期待していたんだ。


志島さんからしたら私は子供。


恋愛対象で見られるわけないのに


「うっ...ひくっ...」


何か急に寂しい気持ちになって涙がでてきた。


「ちよ、泣かないで。ちよは志島さんの事が好きなんだね?」


「うん。」


私は志島さんが好き。

志島さんに彼女がいるって知ってから気付いたこの気持ち


こんな気持ち気づかなければ良かったのに。


悲しくなるだけだから、もう志島さんには会えないな....


私の恋は気づいたと同時に終わってしまった。


「ちよは、可愛いんだから。いい人見つかるよ!今日は帰って落ち着こう、ねっ?」


「うん、ありがとう。ののちゃん」


その後、すぐ家に帰り、私は部屋に閉じこもった。


しばらく外に出たくない気持ちでいっぱいで、運がいいのか明日は祝日で休み。


その夜はいっぱい泣いていつの間にか寝てしまっていた。


< 28 / 57 >

この作品をシェア

pagetop