前を見すえて
「煌と‥‥付き合ってるんだよね?」


「うんっ♡♡

‥‥‥でもそれがどうしたの?」


「‥‥ううん。
すごく仲がいいなーって思って」


「そー?ありがと」



初めて、自分に生まれてきた‥‥想い。

そんな人が彼女持ちだ‥‥なんて。



「姫―?
買ってきたよ、飲みなよ」



「あ‥‥‥りがと」


「んーんっ」


「あ、煌。
それおいしそうっっ。

ちょっとちょーだいっ」



煌が飲んだ、缶ジュースを
笑が飲んだ。

‥‥いわゆる間接キスだ。



「きゃあ。
笑も煌もめっちゃ仲いいやん。

うらやましいわ」


「あ、風化。
俺ともする??間接チュー♡」


「はー?
きもくてやってられんわ。」



「あ、僕傷ついたっ
今、君の言葉ですっごく傷ついた」


「あーっそ。
傷ついてけばあ??」


「あ、その言葉にも傷ついた」


「ふーん」


この様子を姫美は1人で見ていた。
いつもなら、ちやほやしてくる男ども。


うざったかったのに、今となってはそれも
さみしさを紛らわしてくるものだった。



「ね、ね。最後に観覧車とらへん??」


「おーっ賛成♪♪」








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