前を見すえて
恋と風花の目が合う

戸惑いながらも
近づいてくるお互いの顔



でも
ジェットコースターが揺れた



「‼」


風花はハッと我に返ったようで
とたんに顔を遠ざけた





「なにしてんの…ッ」


「キスできたのになあ~」


恋は笑った。


「うっさい!」


「俺のこと好きになった?」


恋はもう一度真剣な顔になった。
風花も目が離せない。



「…そうや…」


「ぅへ?!」


「ったらどうす…」



―――――!!


そう言い終える前に恋は
風花にキスしていた。



「…え」


2人の言葉が重なった。



「な、な、!」


「風花続いとったんか~!」


恋は、がっくり。
風花はびっくり。



怒られると思って、身を遠ざけた恋。
でも



「…ま、いいけど。」



「え?風…」



ゴォーーーーーーーーン



「キャーっ!」 「うおーっ」



ジェットコース―ターは最後の最後で
スピードを出して止まった。







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