前を見すえて
「前田ぁ」



克真が


最後の授業が終わってから叫んだ。




「何?」


前田が克真の席に行った。



「今日さ、俺と~前田と登也でどっか行こうぜ」



僕も?!



「い~よなぁ~、登也ぁ」


「うん。」



僕も克真の席へ行く。




「リンナ?」



! 羽祐だ。




「♥ 優香」


「今日さぁ・・・」



やっぱりきれいな声だな。



「羽祐じゃん。
俺克真、な。よろしく」



「克真、ね。
佐伯でしょ??」



・・・



「そー」




「あたしのことは、優花でぃぃょっ♪

克真でい?」





・・・・・・・・・・イメージが
ちょっと・・・あれ?




「あ!琉王司」



「はい?」



「あたし、羽祐グループの跡取り!


負けないからっっ!!」


























これが


僕と君の出会いだった。





最強のライバルになってしまうなんて

このときは思いもよらなかった。



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