前を見すえて
この事件はあっけなく終わりを告げる。

僕が計算した・・・自己場所計算によって。





「ありがとね。」



優花はアクビをしながら僕に言う。



「別にいいですけどね。」



僕ももう、眠い。



「また遊びにいこーねっ♪♪」


「はい。でわ、また」


「うん・・・。なんか・・・・・・」



「はい・・・?」



「琉王司、かっこいいじゃん!
じゃぁーねぇー」



満面の笑みを残して、優花は親の元へ走って行った。






僕は恋をしたのだろうか
それは全然も分からないけれど。






優花を守れて本当にうれしい。


なぜか、思った。










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