朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

それだけは、嫌だけど。

どうすることも出来ない。

俺は、どうすれば良いか必死に考えた。

どうすれば……!

どうすれば……!

そう考えていると、ぽんっと肩を叩かれた。

見ると、大雅が首を横に振っていた。

「……あんまり……思い詰めちゃ駄目だよ……。」

あぁ、ちゃんと判断して先(未来)を見てるからこんなに落ち着いているんだ。

その姿は、俺より歳上のしっかり者に見えて。

とても情けなくなった。

「ごめん……ごめんなッ……」

俺は必死になって謝った。

「……隆太のせいじゃないから。……あんまり自分を攻め混まないでね。」


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