朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

俺の好きやった子。

いや、今も心の片隅にある。

それは、忘れられない想い。

「あ、らたっ………ありがと………」

俺は、返事もせずにただただギゅっと抱き締める。

「ありがとう………。」

そう言うと、瞼を落とした咲良。

多分、疲れて眠たいんやろうな。

俺は、瞼に軽くキスを落とした。

「おやすみ。咲良………。」

そう言うと、寝息が聞こえた。

完全に爆睡しとるな………。

俺は、姫様だっこをして咲良をベッドに運んだ。

そして、少し見えている鎖骨にキスを落とした。

「咲良、“早く思い出せよ”」

そう呟き俺は、咲良の部屋を出た。

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