朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

記憶が甦る。

「あっ、うぁ………。」

『クスクスッ、私が怖い?怖すぎて声が出ないのかな?』

そう、僕を嘲笑うかのように見てくる。

怖い、怖い………………。

凄く、凄く………。

『隆太は、どこ?あいつを凝らしめないと。』

まるで、欲しいおもちゃを探しているように楽しそう。

言っちゃ駄目だ。

出ないと、隆太が殺される………!

「行かないで………。」

「隆太をっ!殺さないで!」

と、僕は親友に殴りかかった。

だけど、それは軽々と避けられる。

足がすくむ。

怖くて仕方がない。




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