朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

この家、結構広かった。

だって、3階まであるんだよ?

監禁されてるけど、困ることがない。

これが、日常になっていくんだろうな……。

だけど……。

「暇だー!」

私は、叫んだ。

「そうだねー。」

桃も、ソファーにだらんと座る。

「あっ。そう言えば皆は、前どこに住んでたん?」

新太が息なりきいてきた。

「私は、東京都に住んでたんだけど7歳の時に埼玉に引っ越してそれから引っ越してないよ」

「えっ!?僕もだよ!東京都から埼玉県に8歳の時に引っ越したんだよ!」

と、桃はびっくりしていた。

「俺は、始め東京都に住んでいてその後大阪行って埼玉に来たんや。」

へー……大阪かぁ……。

行ってみたいな。

「俺もだ。……大阪は違うけどな」

「俺も咲良ちゃん達と同じだよ」

「俺も…………」

不思議だ。

こんな事あるのだろうか。

私達は、キョトンとした。

「凄いねー!運命みたーい!」

桃は、嬉しそうに言う。

「クスッ。そうだね」

と、隆太が笑う。

私も、不思議とニッコリ笑った。

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