朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「それでは、指輪を。」

と、お互いの左手の薬指にはめた。

「次に、誓いのキスを。」

新太が、私のベールを上げる。

私達は、見つめ合う。

「咲良、好きだよ。」

「うん、私も。」

そうして、ゆっくりとキスを交わした。

と、共に拍手が巻き起こった。

私達は、ニッコリ笑い合った。




私は、忘れない。

あの、監禁を。



“愛してる。”

朝、起きたら5人の男の子と監禁されてました。

                         【完】

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