裏ヤン先生に愛されます


そこにはセンセーと奏平がいた。

「あいら!」

センセーがこっちへ走ってきた。

そこへ、あたしの傍に居た人が引き止める。

「お前やっと来たな」

「…やっぱりお前か…。あいらを返せ」

「ふん、そういうと思った。だけどキミがこの世界をやめたら、困るんだな」

「俺はもう、不良の世界にはいないんだよ」

「…俺等に勝てたら、抜けてもいい。そこのひょろいのと2人でな」

「ひょろくないで!俺も強いで」

「まぁいいだろ、それでいいんだな。じゃあ奏平、頼むぞ」

「えぇー…めんど。まぁええか」

奏平って知らないと思うけど、めちゃくちゃ喧嘩強いです。

一瞬で2人で、やっつけてしまった。

「あいら、来いよ」

「あいちゃんっ!!」

センセーを素っ飛ばして、あたしを抱きしめてきた。

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