炎龍 × 蒼龍 = 禁断恋愛


「見るつもりはなくって…ひゃっ」


「欐桜も一緒に入るか」


後ろから抱きつかれたかと思いきや、
まさかの一言。


「入んないっ!」


「耳赤すぎだろ」


「見ないで!」


するっとくるっと回され、
隼人の方を向かされると、

顔を覗き込まれた。


「赤ぇな」


「うっ…隼人のバカ…」


「やべ…


すっげぇ可愛い」



そう耳元で言うと、

そのままキスされた。


「…馬鹿ぁ!

何が食べたいのか聞きに来たの!」


「…欐桜が食いてえ」


「食べないで!」


隼人はフッと微笑むと、

「欐桜の作った唐揚げかロールキャベツ」


「…そんなのでいいの?
ハンバーグとか作れるよ?」


「唐揚げかロールキャベツでいい」


「うん、わかった!」

そう言って隼人のいる洗面所から出た。







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