炎龍 × 蒼龍 = 禁断恋愛


「どれくらい続いてたの?」


「…1年」

結構長いな、なんて思いながら欐桜の額にキスをした。


「…欐桜なら大丈夫だよ」

指で涙を拭ってあげると、
欐桜は笑う。


「ふふっ、昔もこんなことしてもらった気がする」

「うん、してあげた気がする」

「…湊斗、ごめんね。
いっぱい八つ当たりした…。

ごめんね」

「あの時はしょうがないからね。

じゃあ久しぶりに仲直りのハグ」


「…うん、ぎゅー」

「ぎゅー」


ー欐桜もし、俺が明日の死龍との抗争で側にいてあげられなくなったら、


ごめん。

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