不器用な彼の愛し方《番外編完結》
.......あれ、なんか。安心してる自分がいる。
おかしい。
最近の私はどこかおかしい。
「.....そう、なんだ」
一人で勘違いしてた自分が恥ずかしい。
「.......それで、その傷。誰にやられた?」
真剣な瞳で私を見てくる斗真。
さっき斗真の胸板を押したけれど、またもそれは無駄なこの行為に終わり、私はまだ斗真に抱きしめられたまま。
「転んだだけだよ、」
斗真は甘えていいと言ってくれたけど、甘え方なんてわからない。
それに家族に暴力を振るわれてるなんて言えるわけがない。
きっと....軽蔑される。