不器用な彼の愛し方《番外編完結》
「さあさあ、おじいさんは散歩にでも行ってきてくださいな」
「なんじゃ、ワシだけ除け者か」
ブツブツ言いながらも散歩に行く準備を始めるおじいちゃん。
おじいちゃんにも話したいのだけれど、おばあちゃんと1対1の方が話しやすい。
きっとこれは、おばあちゃんの気遣い。
おじいちゃんが外に出たのを確認してから、おばあちゃんに話しかける。
「…あのね、早速なんだけど話し聞いてくれる?」
「うん。ゆっくりでいいからね」
…きっとおばあちゃん悲しむよね。
でも、もう頼る人なんていないし、話さなくちゃ何も解決しない。
ーーーー…ちゃんと話さなくちゃ。
「お母さんとお姉ちゃんのことなんだけど、」
「私はあの2人ともう…もう、一緒に暮らしたくない、の…!」