不器用な彼の愛し方《番外編完結》
「え?どういうことだい?」
一度話し始めたらもう止まらなくて。
「お母さんもお姉ちゃんも私のことを嫌ってて、私は家ではゴミ扱いされて酷い時は暴力も振るわれて…っ。大切なもの、全部あの2人のせいで失って…っ!」
息が乱れて、呼吸がうまくできない。
「美優花、落ち着いて。一回深呼吸しなさい。大丈夫。私はちゃんと聞いてるし美優花の味方だから」
おばあちゃんが背中をさすってくれる。
あったかい。
数分してから呼吸が普通に出来るようになった。
「…ごめんね。もう大丈夫」
「よかった。続き、話せるかい?」
心配そうに私を見るおばあちゃん。
「…うん」
それから、今までのことを全部話した。
毎日の生活のこと、暴力のこと、お金と写真を奪われたこと、全部全部。
話し終えた後、おばあちゃんの顔を見たらおばあちゃんの目は涙でいっぱいになっていた。