新撰組異聞―鼻血ラプソディ
半日、気絶してやっと気が付いた俺に土方さんは、涼しい顔で命じた。



「稽古場を1人で拭き掃除しなさい」


うわーーっ、罰ゲームやん!?
あの稽古場を!?
1人で雑巾がけって。

鬼やで鬼!!……Σ(ノд<)シュン。


心底、土方さんは鬼だと思った。



けれど……あの時。

土方さんの「ちんたーーーっ」がなかったら、俺は沖田さんから1本どころか、試合を棄権させられてたやろうなって思うと、感謝せなバチが当たる。



試合当日の朝、胸をはだけて俺に抱きついていた沖田さんは、俺を襲った疑いが晴れなかった。


俺は土方さんの部屋でという決定になりかけたが、局長の近藤勇子さんに報告に行くと、あっさり却下された。


理由は「歳さんは、とんでもない男たらしで隊士中、1番の危険人物」だから。

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