サッカー王子と同居中!



間宮先生は相ケ瀬くんと目を合わせることなく、視線はピッチに向けたままだった。



近くにいるわけではないから何を2人が喋ってるかまでは分からない。



でも相ケ瀬くんが力強く、しっかり「はいっ!」と何回も返事をしているのだけは分かる。



もしかして、相ケ瀬くんこれから試合に出るのかも。



戦線離脱してからの復帰戦が、まさかの準決勝の後半戦。



普通の人だったらこんな大事な試合で交代するのなんてためらいや不安、プレッシャーを感じていてもおかしくないのに



相ケ瀬くんの表情はなんだか嬉しそうにみえた。



そして一度間宮先生に礼をすると、羽織っていたジャージを脱ぎながらこっちに向かって歩いてきた。



「立花、これお願い」



「あ、うん。相ケ瀬くんもしかしてこれから試合出るの?」



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