サッカー王子と同居中!



翌日。冬の大会予選、決勝戦がやってきた。



乾いた風、晴天の空。



会場は満員で立ち見をしてる人もたくさんいて、試合中の今も終始ざわざわとしていて。



ピッチでは先制点を取ろうと選手たちがゴールを競い合っている。



あとひとつ。



今日勝てば今まで目標にしてきた県で一番になることを実現することができる。



「もう手の届くところまで来たんだ……」



この大会だけでもいっぱい戦ってきたから、いざ目の前に来ても逆に実感が湧かない。



きっと、走り回ってる相ケ瀬くんも勝つことよりも、試合に出ること、スタメンになることばっかり考えてて



チームの目標である“県で一番になること”も今の彼にはないと思うな。



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