サッカー王子と同居中!



なんだか横から冷たい視線がグサッと刺さってきた。



まさか!と思ってその方向を向くと相ケ瀬くんが女の子に話しかけられてるのにそんなのお構いなしであたしのことを思いっきり睨んできてたんだ。



こわっ!



それと同時に相ケ瀬くんの言葉を思い出した。



『他の部員にも絶対あげんなよ』



あげちゃったよ。思いっきりサッカー部の大塚くんに!



だから怒ってるんだ。これでまたあげたら後で何されるか分からない。



「ごめん…。これ以上は女子にあげる分足りなくなっちゃうからやばいかも……」



咄嗟に思い付いた言い訳は言いづらくなってどんどん小さくなっていく。



「おう!ありがとな。相ケ瀬にあとで自慢しちゃおうっと」



「え、ちょっと!」



大塚くんはあたしのチョコを食べて上機嫌で自分の席に戻っていった。



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