サッカー王子と同居中!
あたしの呼び掛けた声なんて全然聞こえてない。
「あちゃー!どっちにしてもやばいかもよ?ひかる」
「やばいどころじゃないよ……」
あたしは相ケ瀬くんが学校にいる間は本性を隠してるからその時間だけでも逃れようと心に決めた。
それから放課後までの時間、相ケ瀬くんのことを頑張って頑張って視界に入れないようにした。
相ケ瀬くんがいるところは女子たちの黄色い声で分かるからすぐに違う方向を見ての繰返し。
そして友達とも友チョコをして交換が終わって放課後になると部活に行こうとした。
清掃が終わって、昇降口に向かって足を進めていると
「相ケ瀬くんのこと好きなんです!」
階段の方からそんな言葉が聞こえてきた。