ラブ・カクテル
そう思うと、自然と口からため息が零れた。


「何、自分の顔見て黄昏てんのよ」

「わぁ!!」


急に声を掛けられ、驚く。


「恵理姉。いつ帰って来たのよ」

「今さっき」


恵理姉は来ていたスーツの上着を脱ぎ始める。


てか、勝手に部屋に入って来るのは辞めてもらいたい。


「そんなにバイト、バイトで楽しいわけ?」


恵理姉が言う通り、お店が休みの月曜日以外はほとんどあたしはお店に居る。


それでも、あたしにとっては足りないくらい。


本当はオープンからラストまで、お店に立ちたい。


けど、お店のラストは0時。


それを高校教師をしている恵理姉が許すわけもなく、許されたのは22時まで。

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