ラブ・カクテル
「おかしいですか?」

「いや、なんつうか、、、そう呼ばれたの初めてだったから」

「「大和」って、名前じゃないんですか?」


初めてってことは、表札に書いてあったのは名前じゃなかったのだろうか?


「違う、違う。そういう意味じゃなくて」


じゃ、どういう意味だって言うのだろうか?


「周りに「さん」とか、付ける人が居なかったからさ」


あぁ、そういうことだったんだ。


「一応「さん」くらいはつけないとダメかと」

「いいよ、そんなの。俺は大和翔。好きなように読んで?俺は「理沙」で良い?」


そう言われ、あたしは頷いた。


「で、「俺の家でいい」って、俺のこと誘ってるって取っていいの?」


急に大和が立ち止まり、あたしのことを見つめた。

< 27 / 580 >

この作品をシェア

pagetop